高山明氏特別講義

特別講義
高山氏特講

本学科学部生必修講義として、
高山明氏による特別講義が行われました。

今ここにある現実と、どのように向きあい、視覚化していくのか。アートの対峙するこの普遍的問いかけに、高山明さんの作品は一つの真摯な答えを提示しています。横浜トリエンナーレ2014で企画されたライブ・インスタレーション「横浜コミューン」では、観者が視るという行為を通して、皮膚感覚のリアルを体感するストラクチャーが構成されており、圧倒的な存在感を示していました。今回、高山さんに、その作品と創作を支える思想などについて、講義をしていただく貴重な時間を持てることとなりました。ご本人の希望から、後半には私との対談も行われます。(本学科教授 笠原恵実子)

高山明
1969年生まれ。演劇ユニットPortB(ポルト・ビー)主宰。既存の演劇の枠組みを超え、実際の都市をインスタレーション化するツアーパフォーマンスや、社会実験プロジェクト、言論イベント、観光ツアーなど、現実の都市や社会に介入する活動を展開している。主な演出作品に、『東京/オリンピック』(はとバスツアー)、『サンシャイン62』、『個室都市東京』、『完全避難マニュアル』、『国民投票プロジェクト』、『光のないⅡ(福島ーエピローグ?)』、『東京ヘテロトピア』、『横浜コミューン』など。

「世俗的な覚醒に向けて」
2015年9月25日(金)
13:00-16:10
彫刻学科学部生必修
大学院生/他学科学生聴講自由

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